DATA
ほうじ茶のカフェイン公開値一覧(測定条件つき)
ほうじ茶と他の茶のカフェインの公表値を、測った条件と一緒に並べました。成分表のほうじ茶は浸出液100mLあたり20mgで、煎茶と同じ値です。
主な結果
- 成分表のほうじ茶は、浸出液100mLあたり20mgで、せん茶と同じ値です。
- 番茶・玄米茶は10mgですが、表は0.01g刻みで「2倍」とは読めません。
- 抹茶一碗は48mg、ほうじ茶150mL一杯は約30mgです〔計算値〕。
- 高知県の試験では、深炒で6〜13%ほど減り、浅炒はほぼ変わりませんでした。
- 煎茶の測定では、10℃の水に1時間置くと、80℃・2分で出る量の約半分が出ます(80℃・2分を100とした指数で約50)。
- 1日に摂ってよい量(ADI)は、日本でも国際的にも決められていません。
表
| 項目 | 値 | 単位 | 測定条件 | 出典 |
|---|---|---|---|---|
| ほうじ茶(浸出液) | 20 | mg/浸出液100mL | 茶葉15g・90℃の湯650mL・0.5分 | 日本食品標準成分表(八訂)増補2023年 |
| 番茶(浸出液) | 10 | mg/浸出液100mL | 茶葉15g・90℃の湯650mL・0.5分 | 日本食品標準成分表(八訂)増補2023年 |
| 玄米茶(浸出液) | 10 | mg/浸出液100mL | 茶葉15g・90℃の湯650mL・0.5分 | 日本食品標準成分表(八訂)増補2023年 |
| ウーロン茶(浸出液) | 20 | mg/浸出液100mL | 茶葉15g・90℃の湯650mL・0.5分 | 日本食品標準成分表(八訂)増補2023年 |
| せん茶(浸出液) | 20 | mg/浸出液100mL | 茶葉10g・90℃の湯430mL・1分 | 日本食品標準成分表(八訂)増補2023年 |
| かまいり茶(浸出液) | 10 | mg/浸出液100mL | 茶葉10g・90℃の湯430mL・1分 | 日本食品標準成分表(八訂)増補2023年 |
| 玉露(浸出液) | 160 | mg/浸出液100mL | 茶葉10g・60℃の湯60mL・2.5分 | 日本食品標準成分表(八訂)増補2023年 |
| 紅茶(浸出液) | 30 | mg/浸出液100mL | 茶葉5g・熱湯360mL・1.5〜4分(6試料を1行にまとめた表記) | 日本食品標準成分表(八訂)増補2023年 |
| ほうじ茶(茶葉) | 1.5 | g/茶葉100g | 茶葉そのもの | 日本食品標準成分表(八訂)増補2023年 |
| 番茶(茶葉) | 1.9 | g/茶葉100g | 茶葉そのもの | 日本食品標準成分表(八訂)増補2023年 |
| せん茶(茶葉) | 2.3 | g/茶葉100g | 茶葉そのもの | 日本食品標準成分表(八訂)増補2023年 |
| 紅茶(茶葉) | 2.9 | g/茶葉100g | 茶葉そのもの | 日本食品標準成分表(八訂)増補2023年 |
| 抹茶(粉末) | 3.2 | g/茶葉100g | 粉末そのもの | 日本食品標準成分表(八訂)増補2023年 |
| 玉露(茶葉) | 3.5 | g/茶葉100g | 茶葉そのもの | 日本食品標準成分表(八訂)増補2023年 |
| 抹茶 一碗 | 48 | mg/一碗 | 粉1.5gを湯70mLに溶かした一碗 | 日本食品標準成分表2020年版(八訂) |
| ほうじ茶 湯のみ一杯 | 約30〔計算値〕 | mg/150mL | 100mLあたり20mgから計算 | 協会の計算(成分表の値から) |
| 丸八製茶場の棒茶 | 16 | mg(店のページの表記) | 石川県工業試験場が2016年に測定。測定条件は未確認 | 丸八製茶場「焙じ茶とカフェイン」 |
| 焙煎の影響:一番茶 浅炒/深炒 | 101/94 | 指数(荒茶=100) | 茶葉1.9g・沸騰水200mL・5分(2014年のデータ) | 高知県農業技術センター茶業試験場「焙煎程度とほうじ茶の品質」 |
| 焙煎の影響:刈番茶 浅炒/深炒 | 99/87 | 指数(荒茶=100) | 茶葉1.9g・沸騰水200mL・5分(2014年のデータ) | 高知県農業技術センター茶業試験場「焙煎程度とほうじ茶の品質」 |
| 焙じる前の茎茶 | 77 | %(一番茶=100) | 粉砕した茶葉1g・80℃で30分抽出・100mLに定容(2014年)。茎だけか混合かは報告に記載なし | 高知県農業技術センター茶業試験場「焙煎程度とほうじ茶の品質」 |
| 煎茶の水出し:10℃・1時間 | 約50 | 指数(80℃・2分=100) | 煎茶。ほうじ茶の測定ではない | 物部真奈美(2018)JARQ 52(1) |
| 煎茶の水出し:0.5℃(氷水)・1時間 | 20未満 | 指数(80℃・2分=100) | 煎茶。ほうじ茶の測定ではない | 物部真奈美(2018)JARQ 52(1) |
| 荒茶の水出し:20℃・20分 | 70超 | %(茶葉中の量に対する溶出) | 一番茶の荒茶1g・20℃の水500mLで撹拌 | 堀江秀樹ほか(2001)茶業研究報告 91 |
調べ方
- 協会の記事が引いている公表値と試験の値を、測定条件と一緒に集めました。
- 協会が新しく測った値はありません。
- 条件が違う値どうしは、そのまま比べられません。
- 成分表で同じ条件で測られた組は、番茶・ほうじ茶・玄米茶・ウーロン茶と、せん茶・かまいり茶の2つです。
- 成分表の値は0.01g刻みのため、10mgと20mgを「2倍」とは読めません。
- 〔計算値〕は、公表値から協会が計算した値です。
- 丸八製茶場の棒茶16mgは、測定条件を未確認です。
- 出典の確認日は、記事の確認日(2026年9月22日)です。
出典
- 文部科学省「日本食品標準成分表(八訂)増補2023年 第2章データ(16 し好飲料類)」 ↗(確認日 2026-09-22)
- 文部科学省「日本食品標準成分表(八訂)増補2023年 電子書籍PDF 第3章」 ↗(確認日 2026-09-22)
- 文部科学省「日本食品標準成分表(八訂)増補2023年 公表ページ」 ↗(確認日 2026-09-22)
- 農林水産省「カフェインの過剰摂取について」(値の出典=日本食品標準成分表2020年版(八訂)) ↗(確認日 2026-09-22)
- 丸八製茶場「焙じ茶とカフェイン」 ↗(確認日 2026-09-22)
- 高知県農業技術センター茶業試験場「焙煎程度とほうじ茶の品質」 ↗(確認日 2026-09-22)
- 物部真奈美(2018)JARQ 52(1):1-6(国際農林水産業研究センター刊) ↗(確認日 2026-09-22)
- 堀江秀樹・氏原ともみ・木幡勝則(2001)茶主要成分の茶浸出液への溶出特性. 茶業研究報告 91:29-33 ↗(確認日 2026-09-22)
- 内閣府食品安全委員会 ファクトシート「食品中のカフェイン」 ↗(確認日 2026-09-22)
- 厚生労働省「食品に含まれるカフェインの過剰摂取についてQ&A」 ↗(確認日 2026-09-22)
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このデータの引用のしかた
引用するときは、次の文をそのまま使えます。このページのURLを添えてください。
日本ほうじ茶協会「ほうじ茶のカフェイン公開値一覧(測定条件つき)」(2026年9月調査)https://japan-hojicha.org/data/caffeine-public-values