専門店は、どこに手をかけているのか。ここでは自社サイトで焙煎の工程を公開している店の本文を読みます。所在地やメニューは東京編・京都編にゆずり、この記事では工程の説明だけを並べます。焙煎の工程を公開しているかどうかで、読める店は絞られます。あるところだけを扱います。
焙煎した後の、冷まし方と密封
火の茶房は、少量ずつ丁寧に焙煎すると説明しています。そのうえで、焼き上がり後はすぐに冷蔵庫に移動させて粗熱をとり、茶葉がまだ温かいうちに気密性の高い専用袋に入れて密封するとしています。焙煎の量を抑える、という言い方が先に来ているのが特徴です。そのあとの工程も具体的です。
焙煎そのものではなく、焙煎のあとの手当てが具体的に書かれているのが特徴です。粗熱を早く抜いて、温かいうちに閉じる。香りが逃げる時間をできるだけ短くする、という順番になっています。どこに手間をかけているのかが、はっきり書かれている説明です。読みやすい書き方です。
少量ずつ、均質に
日本茶茶茶は、凛茶について、遠赤外線で少量ずつ焙煎すると説明しています。特殊な機械を使用し、茎の芯までじっくりと火を通す。均質になるよう、少量ずつ時間をかけて丁寧に焙煎しているとされています。量を抑えることと、芯まで火を通すことが並べて書かれています。均質という言葉も出てきます。
小林商店は、一人ひとり最高の一杯をと、ほうじ茶を手炒りして届けていると説明しています。手間はかかるが、香ばしいかおりはいつでも新鮮そのものだとしています。量を抑えることで鮮度を取る、という点は共通しています。新鮮そのもの、という表現は店の言葉として置いておきます。量を絞る点は共通しています。
どこまで言えるか
注意しておきたい点があります。火の茶房の説明はブランドとしての工程で、各支店の店内でそのまま行われていると断定はできません。凛茶の製造工程を、店舗のなかで実施していると読むこともできません。公開されている範囲を超えないように、ここで線を引いておきます。推測は足しません。
手炒りが機械より優れるという説明も、店の宣伝表現として置いておきます。店名から設備を推測するのもやめておきます。穂と香については、公園の公式リンクで営業案内しか確認できなかったため、焙煎の話には含めていません。確認できなかった店は、確認できなかったと書いておきます。想像では足せません。
HOHO HOJICHAの公式コラムも読みましたが、茶匠の選定と香味についての説明で、自店の焙煎工程は確認できませんでした。そのため今回は採用していません。小林商店の手炒りと凛茶の焙煎は、既存の東京編と静岡の記事にも出てくる同じ説明です。重なる説明は、既存の記事のほうも読んでみてください。同じ出典から書いています。
