焙じたてがおいしい、とよく言われます。では、その香りはいつまで続くのか。ここでは保存と焙煎のタイミングについて、茶商が公開している案内を読みます。持続日数の答えは、今回の出典からは出てきません。日数の答えは出ませんが、家でできることのほうははっきりします。そこを持ち帰ります。

風味が落ちる原因として挙げられているもの

丸八製茶場は、日本茶は空気や湿気、光、つまり紫外線に触れることで風味が損なわれると説明しています。温度変化にも弱いとされています。挙げられているのは、置き場所と包み方で変えられる条件です。どれも、置き場所と包み方で変えられる条件です。茶葉の側ではなく、扱いの側の話です。

そのうえで、開封後は茶袋の口をしっかりと閉じて保存し、早めに飲むよう案内されています。日数は書かれていません。早めに、という言い方のまま受け取っておくのが正確です。口を閉じる、早めに飲む。家でできるのは、この二つです。日数の数字は出てきません。

出荷直前に、もう一度焙じる

芭蕉園茶舗は、その生産ごとの出荷直前に、気候や気温、茶葉の状態を見極めた熟練の焙煎師が仕上げていると説明しています。焙煎のタイミングを、出荷の直前に合わせているという説明です。見極める人がいて、そのうえで仕上げる、という順番で書かれています。タイミングの設計です。

出荷直前に二度目の焙煎をすることによって、揮発しやすい香りごと個包装できるとされています。香りは逃げやすい。だから、逃げる前に閉じる。工程の順番で香りを守るという考え方が読み取れます。香りは逃げやすいものだという前提が、工程の順番に表れています。家では真似できません。

日数は、書かれていない

今回の出典では、焙じたての香りが保たれる一律の日数は確認できませんでした。商品の賞味期限を、香りの持続期間として読み替えることもできません。別のことを示す数字です。確認できなかったことは、確認できなかったと書いておきます。数字はここに置きません。

また、出荷直前の二度目の焙煎は製造工程の説明です。家庭で古くなった茶を焙じ直せば香りが戻る、という根拠にはなりません。飲み頃が必ず焙煎直後だとも言えません。できるのは、光と湿気と温度変化を避けることまでです。工程の説明と、家でできることは分けて読みます。混ぜると、根拠が動いてしまいます。