焙煎度が違うと、淹れ方も変わるのか。ここでは浅く焙じた商品と深く焙じた商品の、公式の淹れ方を並べます。原料も茶葉量も湯量も違う事例なので、対応表としては読めません。二つの例として置きます。数字が並びますが、対応表としては読まないでください。二つの例として並べるだけです。
浅く焙じた棒茶の目安
丸八製茶場の献上加賀棒茶は、一番摘み茶の茎を浅く焙じあげた商品で、すっきりと芳ばしく澄みきった味わいと説明されています。この商品のリーフの目安は、2人分で示されています。商品の特徴と淹れ方が同じページに並んでいる案内です。まずは条件だけを書き出してみます。
茶葉の量は6グラム、大さじ約3杯です。湯の量は260ミリリットル。湯の温度は熱湯、浸出時間は25秒とされています。短い時間で切り上げる案内になっているところが、読みどころです。大さじの数まで書かれているので、量りがなくても始められます。熱湯のまま使う案内です。
深煎りの商品の目安
美濃加茂茶舗の商品は、一年間低温貯蔵した茶葉を直火でじっくりと深煎りで焙煎したもので、芳醇な香りと深みのある味わいが特徴と説明されています。こちらの案内は三段階です。焙煎の前に一年置いているという点も、あわせて書かれています。手順のほうは三段階です。
まず1度よく沸騰させた湯、約180ミリリットルを湯のみなどの別容器に注ぎ、1分程度待って湯冷ましをします。約80°Cです。その間に小さじ2杯、約5グラムの茶葉を急須に入れます。湯気が穏やかになったら急須に注ぎ、1分待ちます。湯冷ましの時間まで含めて案内されています。
ここで出てくる1分は二つあります。湯冷ましに待つ1分と、注いでから待つ1分です。同じ数字でも役割が違うので、混ぜないようにしておきます。同じ数字でも、待つ相手が違います。読み間違えると条件が変わってしまうので、ここは丁寧に分けておきます。書き写すときも、二つに分けます。
焙煎度だけでは決まらない
二つを並べると、浅いほうが熱湯で25秒、深いほうが約80°Cで1分です。ただし原料も商品も茶葉量も湯量も違います。焙煎度だけで湯温と時間が決まる、という読み方はできません。違いが焙煎度だけから来ているとは言えない並びです。動いている条件が多すぎます。
熱湯という言葉を、出典にない厳密な温度に置き換えるのもやめておきます。ティーバッグの手順をリーフに持ち込むのも別の話です。中煎りを含めた同一原料の対応表は、今回は取得できませんでした。分からないところは空けたまま、二つの実例として持っておきます。増えたら足します。
