夕方の台所で、牛乳のパックを冷蔵庫から出します。ほうじ茶ラテを作るとき、先に決めたいのは茶葉の量より、何を材料にするかなのです。
この文章では、インスタントを溶かす作り方と、茶を牛乳で煮出す作り方を、材料と道具の順にたどっていきます。
カップの中で、まず溶かす
カップに粉と少しのお湯を入れると、スプーンの先でくるくると溶けていきます。インスタントの作り方では、溶かしてから温めた牛乳を合わせるのです。
お茶の会社のレシピは、指定の溶けるほうじ茶を使います。カップで粉をお湯に溶かし、そこへ温めた牛乳を注ぎます。ここでのお湯は、茶葉をこし出すためではなく、粉を溶かすためにあるのです。
溶かす作業と牛乳を温める作業を分けて読めば、用意の順もわかります。資料で言えるのは、指定の商品を前提にした分量だというところまでです。つぎは、鍋を使う作り方でしょう。
鍋の牛乳に、棒茶を入れて
小鍋の牛乳がふつふつと泡を立てはじめると、棒茶の香ばしさが台所に広がります。加賀棒茶のミルクティーは、茶を牛乳で煮出す作り方なのです。
国の郷土料理の案内では、加賀棒茶と牛乳を鍋に入れて中火にかけます。ふつふつとしてきたら火を止め、茶こしでこしてカップに注ぎます。茶ははじめから牛乳の中にあり、お湯でいれた茶に牛乳を足すのとはちがうのです。
材料だけでなく、鍋と、茶を取りのぞく茶こしがいることになります。資料で言えるのは、道具まで含めて一つの作り方だというところまでです。最後は、材料を替えたくなったときの話でしょう。
茶葉と、粉と、インスタント
棚には、茶葉の袋のとなりに、製菓用の粉や甘いミックスも並んでいます。茶葉、茶の粉、インスタントは、同じ量で置き換えられる材料ではないのです。
二つのレシピの分量は、それぞれ決まった材料を前提に書かれています。製菓用の粉や糖を加えたミックスを見つけても、同じ量で替えられるとはかぎりません。材料名を途中まで読んで止めず、商品名や用途まで確かめることになるのです。
替えると何が変わるかわからないうちは、まず一つの手順で一杯を仕上げるほうが、つぎに比べる一杯を持てます。資料で言えるのは、そこまでです。分量と出どころは、このあとにまとめて置いておきます。
数字でくわしく
- 溶かすラテ
- 伊藤園のレシピで、「さらさらとける お〜いお茶 ほうじ茶」を使います。
- ラテの分量
- 一人分は大さじ1、お湯30cc、牛乳140ccです。
- ラテの手順
- カップに指定の商品とお湯を入れて溶かし、温めた牛乳を合わせます。
- 棒茶の出典
- 加賀棒茶のミルクティーは、農林水産省の郷土料理の案内によります。
- 棒茶の分量
- 加賀棒茶大さじ3と牛乳200mLを鍋に入れ、中火にかけます。
- 棒茶の手順
- 沸々してきたら火を止め、茶こしでこしてカップに注ぎます。
